<こんな人向けの記事です>
抱っこ紐はたくさん種類があって迷う方が多いのでは。
私は1人目の出産時にエルゴを購入、2人目出産後にコニーを買い足しました。
どちらも使いやすくお気に入りではありますが、それぞれに強み弱みを感じたので、目的によって使い分けていました。
ここでは私の使い分け方法の実体験をご紹介します。
抱っこ紐購入を迷っている方はぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
<スペック比較>
まず、私が使用していたそれぞれの抱っこ紐のスペックをご紹介。
●エルゴのOMNI360を使用しています。
・新生児から幼児まで使用可能(3.2㎏~20㎏)
・4通りの抱き方が可能(対面抱き・前向き抱き・おんぶ・腰抱き)
・洗濯機使用可
・重量790g
●コニー
・新生児から幼児まで使用可能(3㎏~20㎏)
・3通りの抱き方が可能(新生児抱っこ・対面式抱っこ・前向き抱っこ)
・洗濯機使用可(ドライコースで冷水・単独洗濯後、日陰で自然乾燥)
・重量160g
<エルゴとは>
エルゴベビーはハワイのマウイ島発のブランドで「もっと、ずっと抱っこをしたい」という一人の母親の思い(ベビーウェアリング)から誕生しました。
抱っこをする人と、赤ちゃんのための「動きやすさ」、「快適性」を追求したデザインは、世界中のパパママに選ばれ、現在50か国以上で販売され、たくさんの賞を受賞しています。
人間工学に基づいた、母子への負担が限りなく軽減されるように設計された快適性に優れたベビーキャリアです。
<エルゴの強み・メリット4選>
・安心感
がっしりとした肩ストラップと腰サポート付きウエストベルトで、しっかりと赤ちゃんを守ってくれます。
きちんと装着すれば「赤ちゃんが落ちてしまう」という心配は全くありません。
赤ちゃんへの安全性を考えたときに、エルゴはしっかりサポートしてくれている安心感があります。
ガッチリサポートしてくれています。
・体への負担が少ない
肩ストラップと腰サポート付きウエストベルトで、赤ちゃんの負荷が分散されるため、体への負担が少ないです。
肩こりや腰痛持ちの方や、大きめ赤ちゃんを抱っこする予定の方など、少しでも体の負担を減らしたい方におすすめです。
・長時間使用でも問題ない
体への負担が少ないため、比較的長時間の使用でも私は大丈夫でした。
今現在も毎日上の子の保育園の送り出しで40分程抱っこ紐を使っていますが、特に肩こりなどにはなっていません。
・カバー等の付属品が豊富でカスタマイズが楽しい
エルゴは使用している人が多く、よだれカバーなどの付属品が多く展開されています。
洗い替え用に何点か用意しておけば、デザインを色々カスタマイズできて楽しいです。
<エルゴの弱み・デメリット4選>
・かさばる
肩ホルダーや腰ベルトが大きめなので、収納しようにもかさばります。
袋に入れて小さくコンパクトにしようとしても、かなりの面積をとってしまう点が難点です。
・ガタイが良く見えてしまう
肩ホルダーのクッションが厚めなので抱っこ紐をした状態でアウターを着ると、かなり肩幅が広く見えます。
その分、肩への負担は楽になるのですが、見た目をスッキリしたい人はデメリットになります。
・装着に慣れが必要
どの抱っこ紐も共通していますが、きちんと抱っこ紐を装着するまでには練習が必要だと感じました。
特に普段やりなれていない抱っこの方法をする前はYOUTUBEなどで装着方法を何度もチェックし、
赤ちゃんが苦しくないかを確認する必要があります。
・洗いにくい
洗濯機で丸洗いはできないので、汚れた個所を中心に手洗いが必要になります。
<コニーとは>
コニー(Konny)とは韓国発の抱っこ紐ブランド。スタイリッシュなデザインで普段使いしている人を見る機会もよくあります。
<コニーの強み・メリット5選>
・軽い
重量160gと通常の抱っこ紐の1/4とかなり軽いです。ただでさえ赤ちゃんの荷物は多く重いので、抱っこ紐が軽いのはありがたいです。
・持ち運びが便利
折りたたんでしまえばとても小さく収納ができます。
だっこ紐使うか使わないか微妙な時など、予備として1つもっておくと荷物もかさばらず安心です。
・新生児期の寝かしつけに良い
赤ちゃんをすっぽり包んでくれる形をしているので、安心して寝てくれます。
私の場合、毎回黄昏泣きと夕食の時間がかぶってしまい、ゆっくりご飯を食べられなかったのですが、
コニーで抱っこすると泣き止んで寝てくれたので、食事前または食事中はコニーを使用していました。
この時期にゆっくり夕食が食べられたのは間違いなくコニーのおかげです。
・洗いやすい
あまりかさばらないので、私は普通の洗濯物と一緒に洗濯・乾燥までしていますが、不具合を感じたことはありません。
(本当はドライコースで冷水・単独洗濯後、日陰で自然乾燥が必要です)
よだれでぐちゃぐちゃになることも多いですが、すぐに洗えるので、ストレスが少なく使用できます。
・装着・着脱が簡単
最初だけ装着方法が難しいですが、慣れてしまえばとっても簡単です。
洋服を着るようにサッと準備ができるので、すぐに抱っこができます。
脱ぐのも簡単で、そっと赤ちゃんを下せば起きないことも多いので、「抱っこで寝かせたけど下すと起きる!(;_:)」という事態を減らせます。
(もちろん下すとすぐ起きることもあります)
<コニーの弱み・デメリット5選>
・肩への負担が大きい
肩から腕にかけて広く布を広げる形状をしているのですが、私は肩にかなりの負担を感じました。
子供が5キロを超えたあたりから20分程の距離を歩くのはきつくなってきたので、外出時のだっこ紐はエルゴに切り替えました。
コニーは生後3か月を超えたあたりから室内のみの使用となりました。
月齢が若い時期の使用を考えている方向けには良いかもしれません。
・長時間使用は厳しい
肩への負担が大きいことから、長時間の使用はつらかったです。
・首が固定されていない。
ヘッドカバーがないので、首が座っていない時期は首がグラングランになってします。
頭を手で支えて固定していましたが、片手は赤ちゃんの頭を支えるために埋まってしまうので、
両手を使用できない点が残念でした。
・安全性が少し不安
首が固定されていない点に加え、他の抱っこ紐に比べてバックルで固定をしたりはしないので、赤ちゃんを守るという意味で若干不安でした。
体勢によっては抱っこ紐から落ちそうかな?というシーンもあったので、基本室内で使用していました。
赤ちゃんが眠い時・泣き止まない時は、さっとコニーを装着してすぐ抱っこ、落ち着いたらおろす、という流れが多かったです。
・腕があげられない
コニーの形状上、肩から腕までを使って赤ちゃんを支えるということになるので、
腕があげられません。あげてしまうと抱っこ紐がズレて、きちんと負担の分散ができなくなるためです。
コニーをした状態でアウターを着たり、リュックを背負ったりするのは難しかったです。
<私の使い分け方法>
・エルゴ:外出時/長時間使用/長く使いたい場合
(例)お散歩、お買い物、旅行、上の子の保育園送り迎え(往復徒歩40分)
・コニー:室内/短時間使用/サブとしての抱っこ紐
(例)寝かしつけ、泣き止ますための抱っこ、ベビーカーでの移動がメイン+念のための抱っこ紐として
2年使用した実感としては、毎日の送り迎えや散歩など使用頻度が多かったのはエルゴですが、
心理的にきつい時(寝ぐずりしてる時や、とりあえず抱っこで落ち着かせたい時)にとっても助かったのはコニーでした。
一つだけ購入するとすればどちらか
どちらかひとつだけを購入するとすれば、エルゴを選びます。まだ最初は赤ちゃんを抱っこ紐に入れるのは不慣れな状態なので、がっちりホールドしてしっかり赤ちゃんを守ってくれるエルゴであれば安心です。
現在はほぼ毎日エルゴで下の子を抱っこ紐、上の子をベビーカーに乗せて保育園の送り迎えをしているので、出産してから4年経過した今も現役で働いてくれていますが、やはり安心感があります。
公園へ行ったときに上の子が突然走り出すシーンでも、エルゴががっしりとサポートしてくれるので多少走っても安心です。
いかがでしたでしょうか。
どちらの抱っこ紐も長所・短所があるので、ぜひご自身の環境・用途にあった抱っこ紐を見つけてくださいね。